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日時 | タイトル |
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2016/06/09(木) 14:30 | 【聴く書く伝える】文章だって断捨離!? |
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2016年6月9日 【聴く。書く。伝える。】 16号
<書く>
文章だって断捨離!?
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こんにちは。寺尾祐子です。
―――――――――――――――――――――――――
文章力とは、文章を「書く力」だけを指すのではありません。
実は書く力と同じくらい、文章を「削る力」が重要です。
―――――――――――――――――――――――――
「文は一行目から書かなくていい」藤原智美・著
書くのに時間がかかるのは、容易に想像がつきます。
意外に時間をとるのが、「文章を削る作業」。
私の仕事の例でいうと、
雑誌や新聞の紙媒体に記事を書く場合、文字数も決まってきます。
例えば、1,000文字ぐらいのコーナー。
1,500~2,000文字書いてしまうことが、よくあります。
苦労して、涙をのんで、削ります。
あれもこれも入れたい! という気持ちをぐっと抑え、
読み手に役立つ優先順位を考えて、削っていきます。
村上春樹さんが、何かのエッセイで、
次のようなことを書いていらっしゃいました。
書くことに費やした時間と同じくらいの時間を
文体を整えたり、余計なものを外したりして、書き直し(改稿)に時間をかける。
それを「ネジを締めるように」という表現をされていました。
誰もが、そこまで時間をかける必要はないかもしれませんが、
それだけ、「整える」「削る」という作業が大切だということ。
「整える」ことはしても、
「削る」ことは、私みたいに「もったいなくて」できなかったりしませんか?
文章を「部屋の中」に例えると、わかりやすそうです。
「整える」は、整頓すること。
「削る」は、捨てること。
散らかっているのを、押し入れやタンスに整頓したけれど、
物がギュウギュウに詰まっていると、取り出しにくい。
(=重要なことがわかりにくい)
モノを捨てて、大切なものだけを残すと、スッキリとして
戸棚の中も美しく、飾り物もきわだって美しく映えそうです。
もったいないと思っても、読者にとって重要度が低いものは捨てる。
言いたいことを伝えるために。
まどろっこしい表現や、外しても大丈夫な接続詞もどんどん捨てます。
※接続詞については、こちらのメルマガで紹介した通りです
http://flight-ex.jp/bkn40727/kikukaku/15
芥川賞作家の藤原智美さんは、
「余談だが」「ちなみに」で始まる段落は、丸ごと削っても大丈夫とし、
―――――――――――――――――――――――――
推敲しているときにこれらの表現を見つけたら、
そこに自分のごまかしが潜んでいないか、
一度立ち止まって考えてみるとよいでしょう。
―――――――――――――――――――――――――
(同書)
と、書かれています。
ドキッとする一文です。
(=たまに使ってる気が……汗)
いろいろ書きたくなりますが、伝えるために、削る。
今日も、書いたことの15%くらい削りました(自慢!?)
まだまだ削れるかもしれませんね(苦笑)
─────────────────────────────────
◆感想や質問などお気軽に、このメールにご返信いただけたら嬉しいです^^
※すべてにお返事できない場合もありますが、すべて嬉しく拝読しています。
※頂いたメールは、メルマガ上でご紹介する場合があります。
掲載不可の場合は、あらかじめお書き添えくださいね。
■配信者:
プロフォン
寺尾祐子
PR戦略プロデューサー
パブリックステージコンサルタント
女性リーダーのための【哲学LABO】主催
方眼ノートトレーナー
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2016年6月9日 【聴く。書く。伝える。】 16号
<書く>
文章だって断捨離!?
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こんにちは。寺尾祐子です。
―――――――――――――――――――――――――
文章力とは、文章を「書く力」だけを指すのではありません。
実は書く力と同じくらい、文章を「削る力」が重要です。
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「文は一行目から書かなくていい」藤原智美・著
書くのに時間がかかるのは、容易に想像がつきます。
意外に時間をとるのが、「文章を削る作業」。
私の仕事の例でいうと、
雑誌や新聞の紙媒体に記事を書く場合、文字数も決まってきます。
例えば、1,000文字ぐらいのコーナー。
1,500~2,000文字書いてしまうことが、よくあります。
苦労して、涙をのんで、削ります。
あれもこれも入れたい! という気持ちをぐっと抑え、
読み手に役立つ優先順位を考えて、削っていきます。
村上春樹さんが、何かのエッセイで、
次のようなことを書いていらっしゃいました。
書くことに費やした時間と同じくらいの時間を
文体を整えたり、余計なものを外したりして、書き直し(改稿)に時間をかける。
それを「ネジを締めるように」という表現をされていました。
誰もが、そこまで時間をかける必要はないかもしれませんが、
それだけ、「整える」「削る」という作業が大切だということ。
「整える」ことはしても、
「削る」ことは、私みたいに「もったいなくて」できなかったりしませんか?
文章を「部屋の中」に例えると、わかりやすそうです。
「整える」は、整頓すること。
「削る」は、捨てること。
散らかっているのを、押し入れやタンスに整頓したけれど、
物がギュウギュウに詰まっていると、取り出しにくい。
(=重要なことがわかりにくい)
モノを捨てて、大切なものだけを残すと、スッキリとして
戸棚の中も美しく、飾り物もきわだって美しく映えそうです。
もったいないと思っても、読者にとって重要度が低いものは捨てる。
言いたいことを伝えるために。
まどろっこしい表現や、外しても大丈夫な接続詞もどんどん捨てます。
※接続詞については、こちらのメルマガで紹介した通りです
http://flight-ex.jp/bkn40727/kikukaku/15
芥川賞作家の藤原智美さんは、
「余談だが」「ちなみに」で始まる段落は、丸ごと削っても大丈夫とし、
―――――――――――――――――――――――――
推敲しているときにこれらの表現を見つけたら、
そこに自分のごまかしが潜んでいないか、
一度立ち止まって考えてみるとよいでしょう。
―――――――――――――――――――――――――
(同書)
と、書かれています。
ドキッとする一文です。
(=たまに使ってる気が……汗)
いろいろ書きたくなりますが、伝えるために、削る。
今日も、書いたことの15%くらい削りました(自慢!?)
まだまだ削れるかもしれませんね(苦笑)
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※すべてにお返事できない場合もありますが、すべて嬉しく拝読しています。
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